2021-01-01から1年間の記事一覧

「『恋空』に犯された俺の心」

「ケータイ小説的。」という本を借りて少し読んだところで、「恋空」という作品がキーになると書いてあるので、意を決して2007年の映画「恋空」を観てみた。(さすがに、原作の携帯小説を読む勇気はなかった。) ところで私は今、この文章を汗だくの状態で書…

「子育てEVANGELION説 後編」

前編では、作品の冒頭から既に碇ゲンドウの子育てがスタートしていた事を、何とか述べてみた。が、大変なのはこれからだ。 こんなややこしい物語の感想を、果たして自分如きが書ききれるのか(書いていいのか)。 「こんなのできっこないよ!」と言いたくな…

「子育てEVANGELION説 前編」

「シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇」を観た。劇場で4回観た。 4回目は来場特典の小冊子が欲しくて観に行った。普段ならそんな事しないと思う。けど、今回に限ってはこの素晴らしい作品をリアルタイムで観たんだぞ、という自分に対しての確かな証が欲しくて…

「ありがとう、全ての『おいしい給食』」

2020年の映画「おいしい給食 Final Battle」を観た。テレビドラマ版も大好きだった。この私は、馬鹿げているはずのこの物語に不覚にも、何度も涙を流した。自称、給食を食べるために学校に来ていると言っても過言ではない(本当に言い過ぎではない)、市原隼…

「勝手にふるえてろ!電車男!」

2005年の映画「電車男」を観た。この映画によって「オタク」に市民権(?)が得られたと言われているようだが、私はオタク文化とかネット文化に物凄く疎い。 しかし、今回のような「人が恋をして自分の殻を破っていく」というのは普遍的なテーマであり、私に…

「駄作の中心で、whyをさけぶ」

2004年の映画「世界の中心で、愛をさけぶ」を観た。 とにかく。 面白くない。面白くないのだ。 一体、どうして、こんなもの作るんだ。一流の俳優陣を集め、それなりにお金も時間もかけて、こんなものを一所懸命に作りあげるなんて、どうかしてる。一体どうし…

「『地味』で『普通』な物語」

現在放送中のNHKの朝ドラ「おかえりモネ」が、かなり良い。ビシビシと私の心を打ち、毎日励まされている。自分にとって、とても大切な作品になりそうなので、まだ18話しか放送されていない段階だけれども、ここに感謝の気持ちを込めながら、私の感じた事を述…

「2005年、セカイ系、イッポ手前」

2005年の映画「NANA」を観た。 「PとJK」の次の、「おそらく共感できないであろう映画」であろうと思って観た2本目である。 予想に反して、良くできた作品だと思ったし(失礼!)、楽しんで観ることができた。心を打たれ共鳴したか?と聞かれると、…

「昭和のエートス」VS「2017年女子高生の夢」

友人(同い年)が「あまりにも共感できなさ過ぎて、逆に面白かった」と言うので、少女漫画原作で2017年公開の映画「PとJK」を観てみた。あまりこういう女子高生向けであろう映画は観てこなかったので、大いに発見があった。ここに感想と少しの考察を述べ…